Google

SHERLOCK(シャーロック)

ゲーム・オブ・スローンズ

glee / グリー ♪

ビッグバン★セオリー

  • シーズン3
  • シーズン2
  • シーズン1
無料ブログはココログ

サイト内記事検索

マイリンク

« 2010年8月 | トップページ | 2010年10月 »

2010年9月

2010年9月29日 (水)

「うるさくする」(bugging)-『グラン・トリノ』(12)

引き続き『グラン・トリノ』(”Gran Trino”)より

建設現場で働きだしたタオ。
タオのために、
ウォルトは仕事も紹介し、
現場で使う道具も買ってやり、
まるで本当の父親のように
面倒をみてやります。

2人の間には
本当の親子のような絆が生まれた・・・
その様子を、
イーストウッドはしっかりと
描き出しています。

さて、そんな風に、
全てうまく行っているようにも
思えたのですが・・・
タオに付きまとう
ギャングたちはまだ諦めてはいなかったのです。

ある日、仕事の帰り道に、
彼らにリンチにされてしまったタオ。
ウォルトに心配させたくないので、
黙っていたのですが、
顔の傷でばれてしまいます。

その傷を見て、怒りに燃えるウォルト。

この時の怒りの表情・・・
自分が愛情を注いだ息子のようなタオを、
傷つけられた、深い怒りが、
画面から伝わってきます。

何とかしてタオを守りたいウォルト。
今度だけ・・・
と自分を戒めつつ、
ギャングの一人を捕まえて、
タオから手を引くように脅しをかけます。

これで、全部うまくいく、
はず・・・

翌日のウォルトは上機嫌。

タオの一家をバーべキューに招待し、
庭で自ら、肉を焼いてご馳走します。

上機嫌ね、とスーに言われると

“I’m feeling good…I got beautiful women, great food…
and even Thao isn’t bugging me.”
「気分がいいんだ、きれいな女性たちと、おいしい食べ物・・・
そしてタオでさえ、うるさくしないからね。」

“bug”
「小さい虫」のこと。
虫がブンブン飛んでいるとうるさいですよね。
ですので、動詞で使われると
「うるさくする」「いらいらさせる」という意味。
Stop bugging me.”
だと「うるさくしないで」という意味。

つまり、ここでは、タオのことを、うるさいみたいに
言っているのですが、軽い冗談ですよね。

本当はとても気に入っている。
というか、もう父親に近い愛情を持っている。
それは、タオがやっとYoua をデートに誘ったのですが、
そのデートに、自分の大切な「グラン・トリノ」を貸してやる、
と言い出すことからも分かります。
これがどれほどの意味を持つのか・・・
映画をここまで見ていた人は納得するのです。

イーストウッドは、
人間同士が愛情で結ばれるのには、
人種も、国籍も、何も関係ない、
と言っているようです。
ウォルトとタオは深い絆で結ばれて、
それは本物の親子の間でも得られないものだった。

このシーンでの、
ウォルトの満足そうな顔を見れば、
それが言葉にされていなくても、
しっかりと伝わってくるのです。

しかし、この幸せな時間が
ずっと続くわけではなかった・・・

その夜、ついに、ギャングたちが
復讐に動き出します。

ウォルトとタオ、そしてスーは
どうなってしまうのか・・・

この続きは、話の核心に迫るので、
『グラン・トリノ』の回は今回でおしまい。
続きはぜひ、映画で!
名手クリント・イーストウッドの本領が、
遺憾なく発揮された本作。
一人でも多くの人に見てもらいたい、そんな作品です。

にほんブログ村 英語ブログ 洋書・洋楽・映画の英語へ
にほんブログ村

2010年9月28日 (火)

「貸しだぞ」(You owe me one)-『グラン・トリノ』(11)

引き続き『グラン・トリノ』(”Gran Trino”)より

最初はお互いに距離を置いていた
ウォルトとタオ。
ところが今はすっかりお互いに
信頼しあって、
タオはウォルトの家であれこれ
仕事を手伝うようになっています。

今日はウォルトの庭の手入れを
せっせと手伝っているタオ。

ふと2人の話題は、
タオの将来についてになります。

しかし、
モン族の人たちの生活は苦しく、
タオは上の学校に行く学費が無い。
だからこの先仕事がないんじゃないか、
と不安に思っていることが分かってきます。

仕事ならある、
とタオを元気付けるウォルト。
知り合いの建設業者に
紹介してやることになります。

その前に、行きつけの床屋さんで、
男らしい口の利き方まで
教えてやるウォルト。
ここのくだりはまるでコントです!

さて、男らしい口の利き方を身につけ、
いざ建設業者の親方のところへ、
仕事を頼みに出かけていく二人。

自分の口利きだから、
しっかりやるんだぞ、と挨拶の前に
タオにハッパをかけるウォルトですが。

しかし、もともと頭のいいタオのこと。
親方への挨拶で、
見事、例の「男らしい話し方」を披露。
親方に気に入られて、
すぐに仕事が決まります。

すると、建設業者の親方は、
ウォルトに一言。

“You owe me one, Walt.”
「ウォルト、1つ貸しだぞ。」

“You owe me one.”

「(1つ)貸しがある」
という意味。
友達同士で何か親切をしてやったとき、
軽いニュアンスで使います。

逆の立場だと
“I owe you one.”
「(1つ)借りができたな。」

となります。

ここでは、親方はウォルトの紹介で
タオを雇ってやったのだから、
貸しができたぞ。
と言っているのです。

この「借り」「貸し」の表現は
日本語と同じで面白いですね!

にほんブログ村 英語ブログ 洋書・洋楽・映画の英語へ
にほんブログ村

2010年9月27日 (月)

「お手本となる人」(role model)-『グラン・トリノ』(10)

引き続き『グラン・トリノ』(”Gran Trino”)より

ウォルトは本当は嫌々だったのですが・・・

隣のスーとお母さんに頼み込まれて、
弟のタオが毎日働きに来ることになります。

これはタオがウォルトの愛車「グラン・トリノ」
盗もうとした罰の労働。
でもウォルトはまだタオを許していなかったので、
始めはタオが毎日来ることが嫌でたまりません。

ところが、ウォルトの言うことをよく聞いて、
仕事に励むタオを見ているうちに、
ウォルトの気持ちも少しずつ変わってきます。
修理の仕方などを教えてやることで、
父性愛のようなものが芽生え始めたよう。

タオの方も、そんなウォルトの変化に気付いたのか、
父親のようにウォルトを信頼し始めます。
罰の労働奉仕が終わった後も、
また大工仕事を教えてもらったりして、
2人の間には、まるで本当の親子のような
絆ができてくるのです。

ある日、ウォルトの「グラン・トリノ」
タオが熱心に洗っています。
お姉さんのスーは、
そんな弟の姿を見て満足そう。

“It’s nice of you to look after him like this.”
「こんなふうに弟の面倒を見てくれて、優しいのね。」
とウォルトに言います。

“He doesn’t have any real role models in his life.”
「弟はこれまでちゃんとしたお手本となるような人が
いなかったの。」

“role model”

「お手本となる人」「模範となる人」
という意味です。

スーとタオの実のお父さんは
とても厳しくて、2人とは距離があったようです。
この映画の中では登場しませんので、
おそらく亡くなったか生き別れたかのようですが。
ですから、タオにとっては、
ウォルトが生まれて初めて、
色々と人生に必要なことを教えてくれる、
「お手本となる人(role model)」
になったようです。

皮肉なことに、ウォルトも実の息子たちとは、
うまくいっていません。
その分、自分を慕ってくれるタオが
かわいく思えるようです。

そんなウォルトをスーは見抜いて
“You like him, don’t you?”
「タオのこと、好きでしょ?」
と聞いてきます。
もちろん、ウォルトは照れくさくて
否定しますが・・・

自分を全面的に信頼してくれる、
スーとタオに囲まれて、
この時のウォルトはとても満足そう・・・
穏やかな関係が築かれていることが
伝わってくるシーンです。

にほんブログ村 英語ブログ 洋書・洋楽・映画の英語へ
にほんブログ村

2010年9月26日 (日)

「償いをする」(make amends)-『グラン・トリノ』(9)

引き続き『グラン・トリノ』(”Gran Trino”)より

ウォルトはすっかりスーと仲良くなったのですが、
弟のタオとは、まだぎくしゃくしています。
ギャングたちにそそのかされて、
愛車「グラン・トリノ」
盗もうとしたことを、
ウォルトはまだ許してはいないのです。
そして、タオの方も罪悪感にさいなまれて、
ウォルトと素直に話すことができません。

2人を仲良くさせたいと思っていたスーですが、
パーティで2人が話すように仕向けても、
タオはロクに口を開かないし、
ウォルトはタオのことを
“Toad”
(「ヒキガエル」あるいは人間の「嫌なヤツ」の意味。
 発音が「タオ」に似ている。)
と呼んでバカにしたりして、
2人は全く打ち解けられませんでした。

すると、数日後・・・

ウォルトが家に帰ってくると、
家の前に
スーとタオと彼らのお母さんが待っています。

どうしたのかと問いかけるウォルト。
英語の話せないお母さんは、
さかんにスーに何かを言っています。
どうやらスーは通訳としてやってきた様子。
お母さんの言葉を英語に訳してあげます。

“Thao is here to make amends.”
「タオは償いをするためにここに来ました。」

“amends”
は何か間違いを犯したときにする償いのこと。
“make amends”

「償いをする」
という表現になります。

どうやら、タオのお母さんは、
彼が車を盗もうとしたことを怒っていて、
その償いをさせようとしているようです。
具体的には、ウォルトに労働奉仕を
させようとしています。

“He’s here to work for you.”
「彼はここであなたのために働きます。」

なるほど、子供の非行を正すのには、
いいしつけの方法ですね!

しかし、そんなことに慣れていないウォルトは
驚くばかり。
すぐに断りますが、伝統を重んじるお母さんは、
息子にちゃんと償いをさせると言って聞きません。

気が進まないタオも、
ウォルトが嫌がっているし、いいじゃない、
と口を挟んだら、
スーとお母さんとに
「黙れ!(Shut up!)」
と怒鳴られる始末。(このシーン、面白い!)

結局、お母さんとスーの2人組みに、
ウォルトもタオも逆らうことができないのでした!

世界のどこでも女は強し?!coldsweats01

にほんブログ村 英語ブログ 洋書・洋楽・映画の英語へ
にほんブログ村

2010年9月23日 (木)

「(パーティで)話して回る」(mingle)-『グラン・トリノ』(8)

引き続き『グラン・トリノ』(”Gran Trino”)より

一人寂しく誕生日を過ごしていたウォルト。

隣のスーのホームパーティに誘ってもらい、
初めてモン族の人たちが集まる場所に
足を踏み入れます。

モン族の人たちのことを
これまで何も知らなかったウォルト。
始めは文化と習慣の違いに
とまどいます。

しかし、モン族のシャーマンと話してみると、
自分の家族すら分かっていない自分のことを
見事言い当ててきます。

人種差別的だったウォルトですが、
そうやってモン族の人たちと
交流していくにつれ、
彼らとの共通点が見えてくるのです。

しかも、モン族の女性たちが出してくれる
料理はすごくおいしい!
ウォルトがおいしそうに食べているシーンを見てると、
こちらもお腹がすいてきます!

さて、
そうやってウォルトが料理を楽しんでいると、
スーがやってきてこう言います。

“Let’s go.”
“To mingle.”
「行こうよ。」
「色んな人たちと話して回りに。」

“mingle”

「(パーティなどで色々な人たちと)話して回る。」
という意味です。
立食パーティなどでは、
一箇所で同じ人とばかり話すより、
歩き回って色んな人たちと話して交流を図りますよね。
それが”mingle”することというわけです。

スーはつまり、
座り込んで料理ばかり食べてないで、
もっと色んな人たちと話しに行こう、
と言っているのです。

でも、お料理が気に入ったウォルト。
“Mingle? We are mingling right here.”
「話して回る? ここで皆で話してるよ。」
と言ってなかなか動きません。

でも、スーは粘って、
ついにウォルトは腰を上げます。
そしてスーは、
若者たちが集まっている部屋に
ウォルトを連れて行きます。
その部屋の奥にいたのは、弟のタオ。
実はスーは、
ウォルトに弟のタオと和解して欲しい、
という願いがあったのです・・・

にほんブログ村 英語ブログ 洋書・洋楽・映画の英語へ
にほんブログ村

2010年9月22日 (水)

「何してるの?」(What are you up to?)-『グラン・トリノ』(7)

引き続き『グラン・トリノ』(”Gran Trino”)より

今日はウォルトの誕生日。

しかし、妻を亡くしたばかりの彼は、
飼い犬のデイジーくらいしか、
誕生日を祝う相手がいません。

息子夫婦がお祝いにやってきたと思ったら、
なんと、
老人ホームへの入居を勧めてきた!
ぬうう~、許せん!
(この時のイーストウッドの顔が最高!)

結局、息子夫婦を追い返して、
玄関前のデッキで
デイジーとビールを飲むことに。

そんな寂しい誕生日を迎えていたところ、
隣のスーが家族と一緒に帰ってきました。

スーはウォルトを見かけると、
こちらに向かって歩いてきます。

車の中で話して以来、
ウォルトはスーがお気に入りのよう。
彼女がこちらに向かってくるのが、
どうやら嬉しいみたい。
正直に顔には出せないんだけど・・・

そんな気持ちを知ってか知らずか、
スーは、ウォルトの傍にやってくると、
こう声をかけます。

“What are you up to?”
「今なにしてるの?」

“up to”

「(今この時)まで」
と言う意味ですが、
“What are you up to?”
と言うと、友達に気軽に
「今なにしてるの?」
と話しかける表現になります。

スーにこう言われて、
黙って缶ビールの缶を見せるウォルト。

すると、スーは、自宅でのホームパーティに、
ウォルトを誘います。
すぐにはウンと言わない彼に、
スーは殺し文句。
“There’s tons of food.”
「何トンも食べ物があるよ。」
英語ではこのように、大げさに数字を言う傾向があって、
ちょっと面白いです。
要するに「食べ物がたくさんあるよ」
ってことですが。

奥さんを失くして以来、
食べ物に不自由していたウォルトには、
これは嬉しいお誘い。
明るく誘ってくる、かわいいスーにも逆らえません。

誕生日だから、行くか・・・
とついに重い腰をあげます。
誕生日だ、というウォルトに、
“Really? Happy Birthday, Wally.”
「ほんと? 誕生日おめでとう、ウォーリー。」
と言うスー。
ウォルトのことを愛称で「ウォーリー」
と気さくに呼ぶなんて!
ウォルトは嫌がりますが、
まんざらでもないみたい。

本当の家族でもないのに、
まるで本当の孫娘のように、
彼女の後をついて歩く姿が
なんともほほえましい!

にほんブログ村 英語ブログ 洋書・洋楽・映画の英語へ
にほんブログ村

2010年9月21日 (火)

「頭の悪い」(slow)-『グラン・トリノ』(6)

引き続き 『グラン・トリノ』(Gran Torino) より

220pxgran_torino_poster_2

ギャングにからまれているスーを
助けてあげたウォルト。
彼女を家まで送り届けてあげる間、
車の中ではじめて色んな話をします。

自分たち、モン族について、
ユーモアを交えて明るく
ウォルトに教えてあげるスー。

ウォルトは、話しているうちに、
スーのことをだんだん気に入ってしまいます。
ウォルトの頬が次第にゆるんできて、
楽しそうにしている様子を、
イーストウッドがうまく表現しています☆

スーを演じるのは
アーニー・ハー。
この時、なんとまだ16歳!
頭の回転が速く、
明るい物怖じしない性格、
そんなスーを、魅力的に演じています。
というか、これが彼女の素?
と思うくらい、自然に役に溶け込んでいます。

そんなスーに、
ウォルトはこう言います。
“You know something, kid?
You are alright.”
「あのな、あんたは、なかなかいいよ。」

おや、偏屈のウォルトがこういうなんて、
すごい誉め言葉と同じことですよね!

「でも、あの弟はなんだ?」
と続けます。
スーは気に入っても、
自分の「グラン・トリノ」を盗もうとしていた、
弟のタオは気に入らない。

“He’s a little slow or something?”
「ヤツはちょっと、頭が悪いのかい?」

“slow”
はもちろん、「遅い」「ゆっくりとした」
という意味ですが、
頭の回転についても使われて
「頭の回転がゆっくり」=「頭が悪い」
というふうに、悪口にも使われます。

反対に、
“quick”
は「頭の回転が速い」=賢い、
という意味。
“quick to learn”
は「のみこみが速い」という意味ですね。

こういう「(頭の回転が)遅い、速い」
という言い回しは、
日本語でも同じですね!

ウォルトにしてみれば、
自分のところに謝罪に来ても、
もじもじしてうまく説明もできないタオは、
馬鹿なヤツ、というふうにしか見えないのでしょう。
お姉さんのスーが賢いだけに、
弟は余計まぬけに見える・・・と言ったところか?

しかし、
スーはすかさず、弟を弁護します。
“Thao is actually really smart.”
「タオは本当はとっても頭がいいの。」

でも、難民としてやってきたアメリカで、
新しい土地になじむのに、
モン族の若者たちは苦労しているようです。

“The girls go to college,
and the boys go to jail.”
「(モン族の)女の子たちは大学に行き、
男の子たちは刑務所に行く。」

初めて知った、モン族の厳しい現実・・・
口の減らないウォルトも言葉がありません・・・

にほんブログ村 英語ブログ 洋書・洋楽・映画の英語へ
にほんブログ村

2010年9月20日 (月)

「正しい知識を持った」(enlightened)-『グラン・トリノ』(5)

引き続き『グラン・トリノ』(”Gran Trino”)より

↓ジェイミー・カラムの歌う、『グラン・トリノ』の主題歌(ライブ)。何度聞いても泣けます。

ウォルトの隣に住む、
モン族の一家。
ウォルトは得体の知れない連中だと思って
毛嫌いをしてきました。
しかし。
偶然が重なっていき、
ウォルトと彼らの間には
深いつながりが出来ていきます。

タオをギャングから助けてやった数日後・・・

今度は、姉のスーが
街のギャングたちにからまれているところに、
ウォルトは偶然通りかかります。

人種差別的ですが、
正義感でもあるウォルト。
いかにもタチの悪そうなギャングたちに
毅然と立ち向かい、
スーを自分の車に乗せて、
無事救出してやります。

この車の中で、
初めてウォルトは
スーとゆっくり話をします。

しかし、この時まで、
スーたちのことをよく知らなかったウォルト。
スーたちは、
モン族(Hmongs)
なのですが、
ハモン族(Humongs)
と言い間違えてしまいます。

その間違いをスーに指摘され、
ウォルトは慌てて
「モン族(Hmong)」
と言いなおすのですが、
それを聞いたスーは、
“Wow! You’re so enlightened!”
「わあ~、あなたはとっても正しい知識を持っているのね!」
と、からかって笑います。

ここでスーの使っている
“enlightened”

「正しい知識を持った」「物の分かった」
という意味ですが、
難しく言うと
「啓蒙(けいもう)された」
です。
「無知な人民を知識の光で照らして導く」
のが「啓蒙(けいもう)」。
“enlightment"
と言えば、これは歴史の教科書でもならった
18世紀ヨーロッパの啓蒙思想のこと。

つまり、スーは、
ウォルトのモン族に対する知識が増えたことを、
こんな仰々しい表現で、からかっているのです。
「あなたは無知蒙昧であったが、
いまや啓蒙されて正しく”モン族“という事ができるのだ!」

といったところ。
スーが賢くて、頭の回転が速い娘である、
ということが、この切り返しで分かるわけですね。

スーはウォルトがモン族のことをまったく知らず、
しかも若干差別的に思っていることに気付きながらも、
怒らずに明るく、自分たちのことを教えてあげます。

ベトナム戦争で、
アメリカ側について戦っていたモン族は、
アメリカ軍の撤退の後、
共産党政権に迫害され、
アメリカに逃れて来たということを。

そうだったのか・・・

私も、モン族について、
この映画を見るまで知りませんでした。
私もスーに教えてもらって、
“enlightened”
したようです!

にほんブログ村 英語ブログ 洋書・洋楽・映画の英語へ
にほんブログ村

2010年9月19日 (日)

「おしまいだ」(you are done)-『グラン・トリノ』(4)

引き続き『グラン・トリノ』(”Gran Trino”)より

イーストウッドのインタビュー。メイキングの映像が少し流れます!

ウォルトの大切にしている、
クラシック・カー「グラン・トリノ」
手入れも行き届いて美しく、
見た人は誰もこの車を欲しがります。

さて、ギャング団に入っている従兄弟たちに、
この「グラン・トリノ」を盗むように
命じられてしまったタオ。
いやいやながら、
夜中にウォルトのガレージに忍び込みます。

でもすぐにウォルトに気付かれて、
何もできずに逃げ帰るハメに。

すると翌日、
ギャングたちがタオの家までやってきて、
その失敗の落とし前をつけさせるために、
タオを連れ去ろうとします。

嫌がるタオと、
タオを助けようとする家族、
そしてギャング団が
家の前で大乱闘に。

そこで、隣で騒ぎを聞きつけたウォルトは、
家からライフルを持って出てきて、
タオを助けてやります。

すると翌日・・・

ウォルトの家の前にはなにやらたくさんの
「お供え」のようなものが置かれることに。

隣の家から出てきた
タオの一家に尋ねると、
タオを助けてくれたお礼に、
近隣のモン族の人々が置いていくのだそう。

そして、タオも話しがあるの、
と姉のスーが促します。

うなだれながら、
「グラン・トリノ」を盗もうとしたことを
謝るタオ。

何っ、大事な「グラン・トリノ」を・・・
と怒るウォルト。

“You step on this property again,
you are done.”

「この敷地にもう一度入ってみろ、
お前はおしまいだぞ。」

“you are done.”
はよく犯罪映画などで聞く決めゼリフ。
「(何かの行為)を終える」
という意味ですが、
ここでは
「おしまいになる」=「人生を終える」
つまり「命はないぞ」
という意味の脅し文句。

こういうセリフを言うときの
イーストウッドの迫力はさすが!
決まってる!
まだ「ダーティ・ハリー」、
できるんじゃないかな~?!

にほんブログ村 英語ブログ 洋書・洋楽・映画の英語へ
にほんブログ村

2010年9月18日 (土)

「粘り強い」(persistent)-『グラン・トリノ』(3)

引き続き『グラン・トリノ』(”Gran Torino”)より

↓『グラン・トリノ』プレミアで
タオを演じたビー・ヴァンと
スーを演じたアーニー・ハーのインタビュー。
2人とも初々しい!
アーニーは自身もモン族だと言っていますね。

さて、ウォルトの亡き妻・ドロシーは、
亡くなる前に、
親しい神父様に、
後に残していく夫・ウォルトのことを
頼んでいきました。

頑固で、人付き合いの下手な
ウォルトを一人で残していくことに、
彼女は不安があったのでしょう。

この青年神父は
クリストファー・カーリー (Christopher Carley)
という役者さんが演じています。
まだ少年のようなあどけなさのある容姿ですが、
ウォルトにまっすぐに向かってくる
静かな意思の強さ、正義感、信念、
などが画面を通じて伝わってきます。
これからもっと活躍して欲しい俳優さんです。

さて、神父様は、
何度かウォルトと話そうとして
ことごとく突っぱねられますが、
なかなか諦めません。

今度は、ウォルトが仲間とクダをまいている
バーにまでやってきます。

さすがにそれを見て、
ウォルトも驚きます。

“You are persistent, aren’t you?”
「あんたも粘り強いな」

“persistent”

「固執する」「不屈の」「持続性の」
という意味ですが、
悪い意味では
「しつこい」
という意味もあります。

ウォルトは口が悪いので、
「あんなもしつこいな」
と訳したほうがいいかもしれません。

でも、ただ「しつこい」のではなく、
信念を持ってそれをなかなか曲げない、
屈しない、
という意味の方ですね。

神父様の信仰に基づく信念は、
ちょっとくらい、邪険にされたからって、
そう簡単に折れるようなことは無い・・・
ですので、ウォルトに平然とこう答えています。
“I promised your wife.”
「奥さんに約束したので。」

この神父様の静かな情熱のようなものが、
映画を通じて少しづつ、
ウォルトの心に通じていくようで・・・
最終的には、ウォルトが
最も信頼する人物の一人になりますが、
その過程は見所の1つです!

にほんブログ村 英語ブログ 洋書・洋楽・映画の英語へ
にほんブログ村

2010年9月17日 (金)

「新品同様」(in mint condition)-『グラン・トリノ』(2)

引き続き『グラン・トリノ』(”Gran Torino”)より

↓『グラン・トリノ』英語版予告編

クリント・イーストウッド監督本人が演じる
主人公ウォルトは
周りの色んなものが気に入りません。

息子たちの家族も気に入らないし、
いまや自宅の周りにたくさんの移民が
移り住んできたことも気に入らない。

自宅の隣には、
モン族(Hmong)の一家が移り住んでいます。
この東洋人一家も気に入らない。
差別用語を連発して
毛嫌いしています。
でも、この一家の子供たち
姉のスーと
弟のタオは
この後ウォルトの人生に深く関わることになるのですが・・・

さて、ウォルトは、
ずっとフォード車に勤めていました。
今も自宅の裏のガレージに、
年代物のフォード車、
「グラン・トリノ」
を大事にしまっています。

この「グラン・トリノ」
素晴らしい状態で大切にされていて、
見た人たちは誰もが欲しがります。

孫娘のアシュリーと、
そして、隣のタオの従兄弟で、
モン族のギャングに入っている
スパイダー(本名フォン)。

スパイダーは、
なんと、
ギャング団に入るハクをつけるため、
タオにこの「グラン・トリノ」
盗むよう迫るのです。

“it’s still in mint condition..”
「その車(グラン・トリノ)はまだ新品同様だ。」

“mint”
というとハーブのミントを思い浮かべますが、
「貨幣鋳造所」
という意味もあります。
「貨幣鋳造所」
から出てきたばかりのお金は真新しい。
だから
“in mint condition.”
「真新しい」「「新品同様の」
という表現になります。

ところでこのギャング団、
全員モン族の若い子達なのですが、
こわもてを集めたせいか、個性的な顔の子達ばかりで
5人そろうとかなりユーモラスです。

しかもよく見ると、
一人の子は胸に
「家庭」
と漢字で刺青を入れている。
「家庭」?
多分ギャングだから
“family”の意味で
「家族」と書きたかったのか?? 謎・・・(笑)

にほんブログ村 英語ブログ 洋書・洋楽・映画の英語へ
にほんブログ村

2010年9月16日 (木)

「耐える」(hold up)-『グラン・トリノ』(1)

本日から『グラン・トリノ』(”Gran Torino”)より

↓『グラン・トリノ』日本語版予告編

クリント・イーストウッド監督作品にハズレなし!

この『グラン・トリノ』も評判高く、
ずっと見たいと思っていました。

この作品では、イーストウッド監督自身が
俳優として主演もしています。
しかし、彼はこの作品で俳優業を引退し、
この後は監督業に専念されるとか。
俳優としても唯一無二の存在感を持つだけに、
スクリーンで彼の姿が見れなくなるのは残念ですね。
この映画でも、
主人公ウォルト・コワルスキー(Walt Kowalski)の役は
彼以外には考えられないほど、強烈な印象を残しています。

この主人公ウォルトは、
フォード社にずっと勤めていた昔気質の人。
朝鮮戦争に従軍したこともあり、
その記憶は今も彼の心に影を落としています。

タイトルの『グラン・トリノ』
フォード社で昔出していた車の名前だそうです。
そのクラシックな車を、
ウォルトは今も大事に持っている。
この車が、彼の人生を象徴しているかのようです。

映画は、ウォルトが長年連れ添った
妻ドロシーの葬儀から始まります。
このシーンですぐに、
ウォルトが息子2人の家族たちと
うまくいっていないことが分かります。

ウォルトにとっては、へそ出しピアスで
葬儀にくる孫が信じられないし、
息子たちにしてみると
“Dad’s still living in the ’50s.”
「オヤジはいまだに50年代を生きている」
というわけです。

ウォルトは家族だけではなく、
色々なものが気に入らない。
うまく社会となじんで生きているとは言えないようです。

そんな夫を心配して、
妻は亡くなる前、
信頼する神父様に、
夫を頼むと言い残していました。

それを引き受けた神父様は、
葬儀のあと、ウォルトに声をかけます。
“How are you holding up, Walt?”
「元気でやっていますか?」

“hold up”

「持ちこたえる」「耐える」
と言う意味で、
何か不幸や災難のあった後の人に、
“How are you holding up?”
「(その後)しっかり持ちこたえてやっていますか?」 
=「元気にやっていますか?」

と、
いうふうに声をかけるときに使います。

まだ若いこの神父様は、
亡くなった奥様との約束を、
誠実に果たそうとしているのです。

ところが、
そんな親切な神父様にも、
ウォルトは悪態をついて
突き放してしまいます。

手に負えない頑固オヤジ・・・

でもこんな人、きっとどこかにいそう・・・

にほんブログ村 英語ブログ 洋書・洋楽・映画の英語へ
にほんブログ村

2010年9月14日 (火)

アヴリル・ラヴィーン『アリス』-「なんとかやっていく」(get by)

本日は『アリス・イン・ワンダーランド』(”Alice in Wonderland”)の主題歌
アヴリル・ラヴィーン『アリス』 (Avril Lavigne “Alice”) 歌詞より

『アリス・イン・ワンダーランド』のエンディングで
スローにスタートする、イントロ。
ウィスパー・ボイスにかなりのエコーをかけて、
ドリーミーに響く歌声・・・
まさか、アヴリル・ラヴィーンとは気付きませんでした!
アヴリル、こんな曲も歌うんですね!素敵!

プロモーションビデオも、
映画の世界そのままで、
永久保存版にしたいくらい♪
うまくこの動画が動くといいのですが・・・↓

このサビの
「ア~アア~~」
というところ、耳に残りますよね。
つい口ずさみたくなる。
“I'll get by”       
“I'll survive”      
の “I” の 「ア」をなが~く、歌ってるのです。
すごい歌唱力!
“get by”

「何とかやっていく」「なんとかしのぐ」
という意味。
なんとかして、生き延びていこう、
というこの歌詞は、
映画のストーリーをなぞっているんですね。
この
「ア~アア~~~」
を聞いていると、映画の中で
甲冑を着て困難に立ち向かう、
アリスの姿が浮かんできます。
“until the end”
とキーが最大限に上がっていくと、
一緒に異次元まで飛んで行っちゃう感じ(笑)
自分も”get by”していくぞ~、と力が沸いてくる、
そんな曲です。 大好き!

参考までに、歌詞は以下の通り。

Trippin out                おかしくなっちゃって
Spinning around    ぐるぐる回って、
I'm underground    私は地下にいるの
I fell down        私は落っこちた
Yeah I fell down    そう、私は落っこちたの

I'm freaking out                            おかしくなっちゃってる
where am I now?                            今私はどこ? 
Upside down and I can't stop it now   上下逆で、止められないの
Can't stop me now, oh oh         今自分を止められない

I'll get by                            私はなんとかやっていく
I'll survive                            私は生き延びる
When the world's crashing down   世界が壊れても
When I fall and hit the ground     私が地面に落っこちても
I will turn myself around        私は立ち上がる
Don't you try to stop me       私を止めようとしないで
I won't cry              私は泣かない

I found myself in Wonderland     私はワンダーランドにいることに気付いたの
Got back on my feet, again       私はまた立ち上がったの
Is this real?                これは現実?
Is this pretend?              これは夢?
I'll take a stand until the end      私は最後まで立ち向かう 

I'll get by                                私はなんとかやっていく
I'll survive                               私は生き延びる
When the world's crashing down    世界が壊れても
When I fall and hit the ground      私が地面に落っこちても
I will turn myself around         私は立ち上がる
Don't you try to stop me        止めようとしないで
I,I, I won't cry                私は泣かない

↓、『アリス・イン・ワンダーランド』公式ホームページ

http://www.disney.co.jp/movies/alice/index2.html

にほんブログ村 英語ブログ 洋書・洋楽・映画の英語へ
にほんブログ村

2010年9月13日 (月)

『アリス・イン・ワンダーランド』(11) dream up

引き続き、『アリス・イン・ワンダーランド』(”Alice in Wonderland”)より

アリス・イン・ワンダーランド [DVD]

↓、『アリス・イン・ワンダーランド』公式ホームページ

http://www.disney.co.jp/movies/alice/index2.html

ジョニー・デップ演じるマッド・ハッターは、
格好もおかしいし、
言っていることも支離滅裂で、
まさに「マッド」なんですが。

この映画の中では、
勇気と、仲間を守る正義感と、
白の女王への忠誠心を併せ持つ、
まるで「騎士」(knight)
のような活躍を見せます。

アリスがヴォーパルの剣を奪還に成功すると、
赤の女王の恐怖政治に苦しむ人たちを先導し、
立ち上がれ!
と呼びかけて、皆で脱走することに成功します。

「マッド」どころか、
民衆を率いる勇士のようですね!

さて、こうやってめでたく、
みんなで白の女王の城に集結し、
いよいよ明日は
「フラブジャス・デイ」
となった夜。

予言の書によると、
「フラブジャス・デイ」に、
アリスは赤の女王の怪物、
ジャバウォッキーと
戦うことになっています。

でも・・・

アリスはまだ、
この「ワンダーランド」の世界が夢だと思っていて、
戦いの前に目が覚めればいいと思っています。

自分のことも夢だと思うの?
と問いかけるマッド・ハッターに
アリスはこう答えます。

“I would dream up someone who’s half-mad.”
「私が半分いかれた誰かを(頭の中で)作り出してるのよ」

“dream up”

「考え出す」「思いつく」
という意味ですが、
ここでは明らかに
アリスの言う「夢」(dream)
と引っ掛けてあります。

アリスは自分が夢の中にいて、
マッド・ハッターは夢の中の人、
というわけです。

でも、まだ夢は覚めない・・・

いよいよ、お話しは
決戦の日、「フラブジャス・デイ」に!
ここからは映画のクライマックスなので、
『アリス・イン・ワンダーランド』の回は今日でおしまい。
この後はぜひ、映画で見て楽しんでください!
人や生き物の名前は難しいですが、
英語自体は簡単ですので、
ぜひ英語で鑑賞してみてくださいね。

にほんブログ村 英語ブログ 洋書・洋楽・映画の英語へ
にほんブログ村

2010年9月12日 (日)

『アリス・イン・ワンダーランド』(10) wishful thinking

引き続き、『アリス・イン・ワンダーランド』(”Alice in Wonderland”)より

アリス・イン・ワンダーランド [DVD]

↓『アリス・イン・ワンダーランド』英語版 予告編 動画

↓、『アリス・イン・ワンダーランド』公式ホームページ

http://www.disney.co.jp/movies/alice/index2.html

アリスは19歳になって、
かなり大胆で勇気のある女の子になったようです。

それは壮大な貿易計画を立てていた
お父さんの影響のよう。

そんなアリスは、
残忍な赤の女王の城に潜入に成功!

マッド・ハッターたちの助けを借りて、
ついに、
Vorpal sword (ヴォーパルの剣)
の奪還に成功します。

Vorpal sword (ヴォーパルの剣)
は、
赤の女王のジャバウォッキーと戦うため、
必要なものだったのです。

アリスは
Vorpal sword (ヴォーパルの剣)を手に、
白の女王の居城へと
やってきます。

白の女王を演じるのは、
アン・ハサウェイ!
かわいくて、演技もうまい、
大好きな女優さん♪
白の女王の妖精のような衣装も、
よく似合っています。

白の女王は、
アリスがヴォーパルの剣を
取ってきてくれたことを喜びますが、
まだ体が大きいままの
アリスを見て驚きます。

事情を説明したアリスに、
白の女王はさっそく、
体をもとのサイズに戻す
魔法のクスリを調合してくれます。

と、言っても・・・
クスリの材料は、不気味なものばかり。
ムシの油だとか、
死んだ人のポケットに入っていたコイン・・・

そして、
“two teaspoons of wishful thinking.”
「スプーン二杯の希望的観測。」

“wishful thinking.”
は、根拠の無い、
「甘い考え」「希望的観測」のこと。

~みたいなことがあったらいいな、
でも・・・
“that might just be wishful thinking.”
「それはタダの希望的観測だろうな。」
というふうに使われます。

もちろん、私は“wishful thinking.”が
大得意!
白の女王がクスリに入れてくれて、
なんだか嬉しい♪
でも絶対、飲みたくないですけどね。
だって、仕上げが強烈ですから!

にほんブログ村 英語ブログ 洋書・洋楽・映画の英語へ
にほんブログ村

2010年9月11日 (土)

『アリス・イン・ワンダーランド』(9) um

引き続き、『アリス・イン・ワンダーランド』(”Alice in Wonderland”)より

アリス・イン・ワンダーランド [DVD]

↓、『アリス・イン・ワンダーランド』公式ホームページ

http://www.disney.co.jp/movies/alice/index2.html

勇敢なアリスは
危険もかえりみず、
赤の女王の城へ侵入します。

アリスは、
とっさに自分の名前を偽って、
自分が彼女に対抗しようとしている
アリスである、ということを隠します。

その時使った名前が
“Um” 。
日本語に訳すると
「え~っと」「う~ん」
というふうに、
すぐに言葉が出てこないときに使われます。

「それは誰だ?」
と聞かれた白ウサギが、
アリスを守ろうとして
とっさに別の名前を言おうとして、
でもすぐに出てこなくて
“Um…”
「え~っと」
と言いよどんだのを、
そのまま名前にしたのです。

“Umbridge”村から来た
“Um”です、
と。

だから、すごくおかしな名前。

ハートのジャックがアリスを見て、
赤の女王に名前を尋ねたとき、
赤の女王が
“Um”
と答えたので、
ジャックは女王が
「え~っと(何だっけ)」
と考えているのだと思い、

“I believe your name has slipped the Queen’s mind.”
「女王はお前の名前をお忘れのようだな」
と言ってしまいます。

しかし、アリスの名前が
“Um”
だと思っている女王は
「え~っと」
と、言った訳ではないので、

“Her name is Um, idiot!”
「彼女の名前が ”Um” なのだ、バカめ!」

と怒鳴られてしまいます。

彼には罪はないのにね。

にほんブログ村 英語ブログ 洋書・洋楽・映画の英語へ
にほんブログ村

2010年9月10日 (金)

『アリス・イン・ワンダーランド』(8) tower over

引き続き、『アリス・イン・ワンダーランド』(”Alice in Wonderland”)より

アリス・イン・ワンダーランド [DVD]

↓、『アリス・イン・ワンダーランド』公式ホームページ

http://www.disney.co.jp/movies/alice/index2.html

19歳になったアリスは
勇敢で意思の強い女の子になっていました。

自分のために捕まってしまった
マッド・ハッターを助けるため、
赤の女王の居城に侵入します。

赤の女王を演じるのは、
バートン監督のパートナーでもある
ヘレナ・ボナム・カーター。

この映画では、
奇妙なメイクアップの
巨大な頭を持つ女王に
映像加工され・・・
ああ・・・
イギリスが誇る
演技派美人女優がなんと言う姿に!

でも、この変てこな姿の役も、
楽しそうに演じているように見えて、
さすが、バートン監督のよき理解者、
と大物ぶりに感心するばかりです。

赤の女王の庭園で、
再び、
巨大な姿に変身したアリス。

女王に見咎められ、
実は最近すごく背が伸びてしまって・・・
と作り話を始めます。
自分はアンブリッジという村にいたのだ、と。
あまりに大きくなって、
“I tower over everyone in Umbridge.”
「アンブリッジで、村人みんなの上にそびえ立ってしまって」、
みんなに笑われてしまったのだと。

“tower”
は動詞で使われると、
「高くそびえる」「そびえたつ」
という意味になります。
“He seemed to tower over everyone else.”
「彼は誰よりも抜きん出て背が高い」
というように使われます。

大きくなるケーキを食べて、
突然巨大化したアリス。
当然ながら
“tower over everyone”
なわけです。

ところで、このケーキ、
“Upelkuchen”「アッペルクーヘン」
という名前なんですね。
おいしそう!
一度食べて、大きくなってみたいなあ~
でも、着るものが無くて困っちゃうみたいですけどね!

↓予告編動画

にほんブログ村 英語ブログ 洋書・洋楽・映画の英語へ
にほんブログ村

2010年9月 9日 (木)

『アリス・イン・ワンダーランド』(7) muchness

引き続き、『アリス・イン・ワンダーランド』(”Alice in Wonderland”)より

アリス・イン・ワンダーランド [DVD]

19歳になったアリスは、
もはや、怖がったり、泣いたりするような
小さな子供ではありません。

彼女は既に、
自分の意思をしっかり持って、
それを貫く大人の女性。

自分のために
赤の女王に捕まってしまった
マッド・ハッターのために、
危険をかえりみず
救出に向かいます。

いよいよ女王の居城に入ろうとするとき、
アリスは自分自身に
こう問いかけます。

“Lost my muchness, have I?”
「自分のすごさを失くしちゃったの?」

“muchness”
は辞書を引くと、
「たくさん」
と出ていて、
“(very) much of a muchness”
「似たり寄ったり」
という慣用句に使われているようです。

でも、ここでアリスの言う
“muchness”
は違うようです。

捕まってしまう前に、マッド・ハッターが、
赤の女王と戦う気は無いと言うアリスにがっかりして、
“You were much more muchier.
You’ve lost your muchness.”
「君はもっとmuchier だったのに。
君は自分のmuchness を失くしてしまったね」
という場面がありました。

マッド・ハッターは
“she”を”he”と言い間違えたり、
言動がおかしいところがあります。
ここで言う
“muchier”
も、”much”の比較級でしょうが、
辞書には無い言葉。

おそらく”much” を
「すごい」「大した」
という意味で使っていて、
それを比較級にしたり、
“muchness”
と名詞形にしたりしているのでしょう。

つまり、
「君はもっと大したヤツだったのに、
そのすごさを失くしちゃったね」
と言っているのです。

負けん気が強いアリスは、
こういう風に言われて、
心に引っかかっていたのでしょう。
赤の女王の城に入る前に、
自分の”muchness”はまだあるんだ、
とマッド・ハッターに証明したい気持ちもあったのかもしれません。

にほんブログ村 英語ブログ 洋書・洋楽・映画の英語へ
にほんブログ村

2010年9月 8日 (水)

『アリス・イン・ワンダーランド』(6) make a path

引き続き、

『アリス・イン・ワンダーランド』

(”Alice in Wonderland”)より

アリス・イン・ワンダーランド [DVD]

うさぎの穴を落っこちて、
再び「ワンダーランド」にやってきた
19歳のアリス。

(本当は”Underland”なんだけど、
アリスは”Wonderland”と間違えています)

今回たどり着いた「ワンダーランド」は
なにやら不穏な空気。

残虐な赤の女王が圧制を行っています。

続きを読む "『アリス・イン・ワンダーランド』(6) make a path" »

2010年9月 7日 (火)

『アリス・イン・ワンダーランド』(5) down with~

引き続き、『アリス・イン・ワンダーランド』(”Alice in Wonderland”)より

アリス・イン・ワンダーランド [DVD]

アリスに会えて、
大喜びのマッド・ハッター。

アリスは覚えていないけど、
彼はアリスのことを知っているようです。

というのも・・・

ハッターは、
アリスにあることを期待している。

それは、

暴君である赤の女王に
立ち向かうこと。

身に覚えの無い期待をされて、
アリスは戸惑います。

続きを読む "『アリス・イン・ワンダーランド』(5) down with~" »

2010年9月 6日 (月)

『アリス・イン・ワンダーランド』(4) lose one’s head

引き続き、『アリス・イン・ワンダーランド』(”Alice in Wonderland”)より

アリス・イン・ワンダーランド [DVD]

チョッキを着たウサギを追って、
穴に落ちてしまい
「ワンダーランド」にやってきたアリス。

不思議なことに、
「ワンダーランド」の住人たちは、
アリスのことを知っているようです。

実はアリスは
13年前に一度ここに来たことがあったのですが、
19歳の今、それは夢だったと思っている。

しかし、今、赤の女王の圧政に苦しむ
「ワンダーランド」の住人たちは、
アリスにあることを期待している。

それは・・・
次第に明らかになってきます・・・

続きを読む "『アリス・イン・ワンダーランド』(4) lose one’s head" »

2010年9月 5日 (日)

『アリス・イン・ワンダーランド』(3) curiouser and curiouser

引き続き、『アリス・イン・ワンダーランド』(”Alice in Wonderland”)より

アリス・イン・ワンダーランド [DVD]

その昔、
アリスの原作の物語を読んでいた頃、
アリスが大人になるなんて思ってもみませんでした・・・

が、

この映画では、
アリスは既に19歳。
昔で言えば立派な結婚適齢期。

貴族のおぼっちゃんに求婚されて、
そのまま奥様におさまってしまうの・・・?

続きを読む "『アリス・イン・ワンダーランド』(3) curiouser and curiouser" »

2010年9月 4日 (土)

『アリス・イン・ワンダーランド』(2) ask for someone’s hand

引き続き、

アリス・イン・ワンダーランド

Alice in Wonderland  より

アリス・イン・ワンダーランド [DVD]

この映画の設定は、

『不思議の国のアリス』

『鏡の国のアリス』

の13年後

19歳になったアリスは、あの冒険は夢だったと思っています。

アリスは美しく成長し、

この時代では既に結婚適齢期

父親が早く亡くなった不幸もあり、

母親は早く結婚させようと計画しています。

続きを読む "『アリス・イン・ワンダーランド』(2) ask for someone’s hand" »

2010年9月 3日 (金)

『アリス・イン・ワンダーランド』(1) go round the bend

本日より、

アリス・イン・ワンダーランド

Alice in Wonderland

アリス・イン・ワンダーランド [DVD]

見たい見たいと思いながら、
劇場で見逃してしまった

アリス・イン・ワンダーランド

早くもDVDで登場し、やっと見ることができました!

監督は大好きな

ティム・バートン監督

その独特の映像感覚と、
細部にまでこだわったセットの美術に、
あっという間に引き込まれてしまいました!

アリスを演じるのは
新進女優の

ミア・ワシコウスカ

透き通るような白い肌で、妖精のような容姿ですが、
どんな状況にも立ち向かっていく姿は
少年のような凛々しさも漂わせています。

そのほか、バートン監督作品常連の

ジョニー・デップ

監督のパートナーである

ヘレナ・ボナム・カーター

と、演技派が揃って見ごたえたっぷり。

続きを読む "『アリス・イン・ワンダーランド』(1) go round the bend" »

2010年9月 2日 (木)

恋するアンカーウーマン 第2話 - (4) 「すっきりする」(liberating)

引き続き

恋するアンカーウーマン

Pepper Dennis


第2話「隠しカメラ潜入取材大作戦」より

美人で有能なテレビレポーター、

ペッパー・デニス

ところが実のところ、恋愛ベタで
なかなかうまく自分の気持ちを表せません。

第2話でも、チャーリーとうまく行きそうで、
でも、うまく行かなくて、もどかしいばかり。

続きを読む "恋するアンカーウーマン 第2話 - (4) 「すっきりする」(liberating)" »

2010年9月 1日 (水)

恋するアンカーウーマン 第2話 - (3) 「参加を表明する」(take one’s hat in the ring)

引き続き

恋するアンカーウーマン

Pepper Dennis


第2話「隠しカメラ潜入取材大作戦」より

美人で有能で仕事でも成功しているペッパー
欠けているものは何もないように見える彼女ですが、
なぜか恋愛にはとことん弱気。

このままでは、気が強くて積極的な
お天気お姉さんのブランカに
チャーリーを取られてしまう!

続きを読む "恋するアンカーウーマン 第2話 - (3) 「参加を表明する」(take one’s hat in the ring)" »

« 2010年8月 | トップページ | 2010年10月 »

BGM

  • ADELE / 25

最近のトラックバック

2017年2月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28        

東日本大震災支援

東日本大震災チャリティ

「あまちゃん」みんな見てけろ♪